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　会社の寿命が３０年と言われ、二極化に向け、激戦の様相を呈する現代。
どの会社でも、戦略や戦術を練り、マーケティングやインターネットとい
う武器や秘密兵器を持って、顧客を囲い込み、ライバルとの競争に勝ち、
生き残りをかけ、逸早く社員を戦力化し、総力を上げて戦いに挑み、必死
になって頑張っていると思います。

　このようにビジネスが戦場と化している中、「戦わない経営」などと言われると一瞬頭が真っ白になる方も多いと思います。
　そして著者である浜口さん自身、本書を出されるまでは、正直に言うと

「戦わない経営」の世界観が、まだ少しだけ、時代より早過ぎて、多くの人に共感されるとは思っていなかったそうです。
　ただ、著者が常日頃考えていることや大切にしていること、実践していることは、
「変わってるねぇ」と言われることがかつては多かったようですが、
最近は「いいサービスだねぇ」に周りの意見が変わってきたと言います。
　「戦わない経営」の世界観は、読書普及協会の皆さんにとっては今後、こういった世界観が広がり、主流になっていくのが直観されると共にどんどん楽しみな時代になってきたな、と実感していただけると思います。