『起業家十戒』『経営者十戒』

ファーストリテイリング　CEO・柳井正氏がこんなことを書いています。

『一般には、ぼくは成功者と見られているようだが、自分では違うと思っている。本書でも触れたように、実に「一勝九敗」の人生なのだ。勝率でいうと一割しかない。プロ野球のピッチャーではすぐに二軍落ちは確実だ。もし、これでも成功と呼べるのなら、失敗を恐れず挑戦してきたから今の自分があるのだろう。野球でも盗塁の成功率が高いチームは、盗塁をねらって走る回数が非常に多い。刺されることを考えていては走れない。走れば走るほど盗塁成功率が上がってくる。経営にも同じことが言えよう。』

　興味深い話ですね。
　しかもありがたいことに、野球やサッカーならば、競技している時間や回数が同じですが、人生や仕事ならば、普通の人が７時間だらだら仕事をしているところ、中には勝手に延長戦をして仕事や趣味や才能を発揮することに没頭している人がいる。
　素晴らしい選手をお金で集めてきた球団（仮に巨人としましょう）とあまり資金がない地方球団（仮に広島としましょう。両チームのファンの皆さん、失礼があったらお許しくださいね）が対等な状態で戦うと長期的に見れば、やはり巨人が対戦成績は良いでしょう。
　ところが、もし巨人は攻撃が７回（時間）しかできない。広島は攻撃が１２回できる、、、となったら、状況は一変しますよね。

　しかもしかも、道具（ノウハウ）が違うとします。
　巨人の攻撃の時だけ飛ばないバット、飛ばないボール、向かい風、ベースの距離も長くなる。そんなことになったら、才能が有り余るチームであっても、差が出てしまいますね。

　さらにさらに、何と広島の守りの時は９人ではなく、１３人野手がグラウンドにいるなんてことがあったら、ゲームが成立しません。興味がなくなってしまいますね。

　でも実人生では、あなたのライフワークや仕事に没頭する時間は自由に決めてかまわない（勝手な延長戦あり）

　しかも勉強次第でノウハウ（道具）は自由に集められ、使用できる。

　さらには応援してもらう人、協力してもらう人はいくら多くてもかまわない。

　それを自覚して人生を送ると面白いことになりそうですね。（自覚していない人にとっては、残酷に見えるかも知れませんが、、、、）
　
さて、それでは話は戻って、ファーストリテイリング　CEO・柳井正氏の言葉

『起業家十戒』

１．ハードワーク、一日２４時間仕事に集中する。

２．唯一絶対の評価者は、市場と顧客である。

３．長期ビジョン、計画、夢、理想を失わない。

４．現実を知る。その上で理想と目標を失わない。

５．自分の未来は、自分で切り開く。他人ではなく、
　　自分で自分の運命をコントロールする。