【健康の定義】

【健康の定義】

健康について、意識が次第に変遷してきています。
それを象徴しているのが、WHOの憲章による「健康」の定義の改正案に見られます。

従来、「健康」を「完全な肉体的、精神的及び社会的福祉の状態であり、単に疾病又は病弱の存在しないことではない。」とされていたのが、

平成10年のWHO執行理事会(総会の下部機関)において、WHO憲章全体の見直し作業の中で、「健康」の定義を「完全な肉体的(physical)、精神的(mental)、スピリチュアル(Spiritual)及び社会的(social)福祉のDynamicな状態であり、単に疾病又は病弱の存在しないことではない。」

と「スピリチュアル」という言葉が追加される議論が行われました。
最終的に投票となり、その結果、賛成22、反対0、棄権8で総会の議題とすることが採択されたました。

 ただ、このような審議には時間がかかることもあって、まだ改正案が通ったわけではありません。

 とは言え、このような考えが今後、世界的にも承認されていくことでしょう。

詳しくは
  ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
http://www.med.hokudai.ac.jp/%7Esenior-w/Others/whohealth.html

http://www1.mhlw.go.jp/houdou/1103/h0319-1_6.html

 から引用-------------
WHO憲章の健康定義改正案の経過

臼田寛1), 玉城英彦2)

1) 大阪医科大学公衆衛生学教室、

2)北海道大学大学院医学研究科社会医学専攻予防医学講座老年保健医学分野

 

1.はじめに

2.第101回WHO執行理事会

3.第52回世界保健総会

4.健康定義改正案が生まれた背景
(原文の数字はアラビア文字

文献

 


Ⅰ.はじめに

                                                                                                                                                              • -

 

WHO(世界保健機関)ジュネーブ本部では、まもなく定例となっている第53回世界保健総会(WHA : World Health Assembly) を迎える。昨年の総会に先立って日本の公衆衛生関係者の一部では、WHOが従来の健康定義にspiritualとdynamicを加えた新しい文章へ改正するという情報が話題となった。WHOにおいて一昨年来、健康定義を見直すこのような動きがあったことは事実である。しかし改正案が提出された昨年5月の第52回WHAでは、実質的な審議が行われないまま事務局長預かりとなり、定義改正は行われなかった。それ以降この改正案について目立った新しい動きは出ていない。改正案が生まれた背景や審議の経過について紙面をお借りして報告する。

(註:これ以下にも興味深い経緯・内容が書かれています。よろしかったらご参照ください)

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からの引用-------------======================

WHO憲章における「健康」の定義の改正案について
1.経緯


従来、WHO(世界保健機関)はその憲章前文のなかで、「健康」を「完全な肉体的、精神的及び社会的福祉の状態であり、単に疾病又は病弱の存在しないことではない。」

"Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity."


と定義してきた。(昭和26年官報掲載の訳)


平成10年のWHO執行理事会(総会の下部機関)において、WHO憲章全体の見直し作業の中で、「健康」の定義を「完全な肉体的(physical)、精神的(mental)、Spiritual及び社会的(social)福祉のDynamicな状態であり、単に疾病又は病弱の存在しないことではない。」

"Health is a dynamic state of complete physical, mental, spiritual and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity."

と改める(下線部追加)ことが議論された。最終的に投票となり、その結果、賛成22、反対0、棄権8で総会の議題とすることが採択された。



本件は平成11年5月のWHO総会で議論される予定。総会では参加国の2/3以上の賛成があれば採択される。ただし、改正の発効には全加盟国の2/3以上における批准手続きが必要であるが、通常は2/3の批准を得るために数年以上の期間を要している。


2.今回の提案の背景


提案についてWHO事務局からの見解は得られていない。WHO会議での過去の議論などから、「健康」の確保において生きている意味・生きがいなどの追求が重要との立場から提起されたものと理解される。


平成10年のWHO執行理事会では、


(1)Spiritualityは人間の尊厳の確保やQuality of Life(生活の質)を考えるために必要な、本質的なものであるという意見


(2)健康の定義の変更は基本的な問題であるので、もっと議論が必要ではないかとの意見

の両方が出された。


また、同理事会ではDynamicについては、
 「健康と疾病は別個のものではなく連続したものである」
という意味づけの発言がなされている。

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WHO憲章における「健康」の定義の改正案のその後について
(第52回WHO総会の結果)
1.標記については、平成11年5月17日から5月25日まで、スイス・ジュネーブにおいて開催された第52回WHO総会において審議された。


2.総会のB委員会(総務、財政、法的事項を担当)において、数カ国から憲章前文について討議すべきとの意見も出されたが、現行の憲章は適切に機能しており本件のみ早急に審議する必要性が他の案件に比べ低いなどの理由で、健康の定義に係る前文の改正案を含めその他の憲章に係る改正案と共に一括して、審議しないまま事務局長が見直しを続けていくこととされた。





照会先
厚生省大臣官房国際課
 担当 山本(内2273)
 (直通:03-3591-8983)
厚生省大臣官房厚生科学課
 担当 新木(内3806)
 (直通:03-3595-2171)

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