『頭で大金を稼ぐ方法』(How to Make a Boodle with Your Noodle)となるはずだった名著があります。
しかし、フィラデルフィアの出版社はこのタイトルを気に入ってくれなかった。
そこで後に大成功者となる人は実に228通りのタイトルを考えた。しかし、これはというものはひとつもなかった。
彼は瞑想し、自分の潜在意識をプログラミングした。そして400回こう唱え続けた。
『ベストセラーになりそうなタイトル、ベストセラーになりそうなタイトル』と。
その話を知って、ある二人の青年がそれと同じようなことを行った。ただちょっと違っていた。
その上手を行った。
なんと言ったか?
『ミリオンセラーになりそうなタイトル、ミリオンセラーになりそうなタイトル』
って思いますか?
残念ですが、ちょっと外れています。
では何と唱えたか?
『超ベストセラーになりそうなタイトル、超ベストセラーになりそうなタイトル』と400回唱え続けたそうです。
その結果、朝の4時に、ジャックがタイトルを思いついた。そのときは鳥肌が立ったそうです。彼はまず妻のジョージア博士に話してから、朝4時半にマークのところに電話してきてこう言った。
「これで決まりさ」って。
私も鳥肌が立って、眠ることができなくなった。実にいいタイトルだと思ったよ。
しかし、そのあと、ニューヨークの出版社。実に33社から出版を断られた。
「ダメだね。短編集なんて誰も買わないよ」と。
しかし、今やその本はシリーズで1億部発行することになっています。
そうです、ジャック・キャンフィールドとマーク・ビクター・ハンセンの『こころのチキンスープ』シリーズです。
そして『頭で大金を稼ぐ方法』は1937年発行以来の超ロング・セラー『Think And Grow Rich』(日本では「思考は現実化する」きこ書房。その前は「成功哲学」産能大出版部の発行)のナポレオン・ヒルだったのです。
以上、『史上最高のセミナー』(きこ書房)より